令和元年銘通常プルーフ貨幣セット

本日ご紹介するのは、令和元年銘通常プルーフ貨幣セットです。

f:id:saburo_cc:20191101230107j:plain

ケース外観

「Japan Mint」と書かれた特製の革ケースを開けると・・・

f:id:saburo_cc:20191101230531j:plain
f:id:saburo_cc:20191101230552j:plain
6種類のプルーフ貨幣(左:表面 右:裏面)

1円から500円までの各硬貨6種類が1枚ずつ収められています。「令和元年銘」とあるように、これらの貨幣の年号は全て令和元年と刻印されています。また、6種類全てがプルーフ加工されています。前回の記事でも紹介しましたが、プルーフ貨幣は特別な加工によって、表面の光沢や模様の鮮明さが通常の貨幣よりも増しています。

f:id:saburo_cc:20191101231617j:plain

まるで鏡のような100円硬貨

特に表面の光沢が分かりやすいのは、銀色である100円硬貨です。写真では伝わりにくいかもしれませんが、模様が描かれていない部分が広いこともあって、まるで鏡のようです。実際に、上から覗きこむと自分の顔が反射して見えるほどです。また、模様の鮮明さが分かりやすいのは10円硬貨の平等院鳳凰堂です。屋根瓦や階段、柱の線がはっきりと見え、建物の造形が細かいところまでしっかりと分かるので、是非一度現物をご覧になっていただきたいです。

 

このプルーフ貨幣セットは5,000セット製造され、7,700円で造幣局より販売されました。また、製造年が刻印された純銅製年銘版が入ったセットが30,000セット製造され、7,857円で販売されました。プルーフ貨幣セットは昭和62年から毎年1回ずつ販売が行なわれているのですが、2019年は元号が変わったこともあって、平成31年銘と令和元年銘の2回にわたって販売がありました。平成31年銘は、平成最後のプルーフ貨幣セットということで話題となり、多くの注文が寄せられ抽選が行われました。私は2011年(平成23年)から毎年プルーフ貨幣セットを購入していますが、残念ながら平成31年銘のみ所持していません。機会があれば手に入れたいですね。

 

先ほど、プルーフ貨幣セットは7,700円で販売されているという話をしました。額面ではたった666円なのにです。実際に、プルーフ貨幣は通常の流通している貨幣と同じように使用することができるので、取り出して使ってしまえば666円分の買い物ができます。しかし私は、この特別に作られたコインたちに額面の約11.5倍の価値があると思っています。10円硬貨の模様の細かさや500円硬貨の潜像など、普段何気なく使っている硬貨がこんなにも細かく精密に作られているのだと気づかされた製品だからです。同時に、眩しいまでに輝くコインたちがとてもきれいで、純粋にコレクションとして楽しめます。私はこれからも毎年購入し、コレクションとして愛蔵したいと思っています。